December 24 2024
ジョニー トンバ ディパ神父
「心の中でキリストを主としてあがめなさい。あなた方の抱いている希望について説明を要求する人には、いつでも弁明できるように備えていなさい」(一ペト3:15)。 すべての人に福音を宣べ伝えることこそが、教会の使命です。教会とは教皇、司教団や司祭たちだけを指し示す言葉ではありません。イエス・キリストを信じて洗礼を受けた人々の集いは教会そのものなのです。私たちは皆、キリストの弟子であると同時に、宣教者でもあります。私たちはイエス・キリストのことを知らないすべての人に主キリストの福音を告げ知らせる使命を受けているのです。日本では、クリスマスを祝う習慣がありますが、多くの方々が知っているクリスマスは、クリスマスの頃に行われるセールや親しい人へのプレゼント、美味しいクリスマスケーキや商店街に飾られたクリスマスツリーのことしか思い浮かばないでしょう。しかし、そういう環境の中であっても、私たちカトリック信者はミサに与り、クリスマス、つまり『主のご降誕を祝う』ことを義務付けられています。カトリック教会では、主のご降誕であるクリスマスは守るべき祝日となっています。カトリック教会の中では大変重要な祝日であり、仕事を休んで必ずミサに与るように決められている日となっているのです。日本では、①主イエスの誕生を祝うクリスマスと、②正月の「神の母聖マリア」の祝日は義務付けられている祝日です。私たちがクリスマスのミサに与り、イエスの誕生をお祝いしようとする人々を見かけた時、どのようにクリスマスのことを説明すればよいのでしょうか。
クリスマスとは、イエス.キリストの誕生日ではありません。イエス・キリストは神の子であり、神ご自身ですから、永遠に生きておられます。神の子イエスが人間として生まれながら、初めから神と共に存在しているのです(ヨハネ1:1~3参照)。クリスマスはイエス・キリスト誕生のお祝いです。しかし、イエス・キリストが何月何日に生まれたのか、実は誰も分かりません。「クリスマスが12月25日に祝われるようになったのは、4世紀半ば頃のことだそうです。12月25日は、その当時の暦の冬至(昼が一番短い日)の翌日で、その日から少しずつ日が長くなっていくことから、太陽の誕生日とされていました。四世紀頃、キリスト者たちはその日を、『太陽』であり、『世の光』であるキリストの誕生日として祝うようになったのです。クリスマスは、闇に光が誕生したことを喜ぶお祝いです」。言い換えれば、クリスマスは、救い主イエス・キリスト誕生のお祝いであり、救い主イエスの命を喜び祝う日です。「およそ二千年前にお生まれになったお方の誕生日を、今日も私たちが祝うのは、イエス・キリストが生きておられるお方だからです。人々は普通、生きている間はその人の誕生日を祝いますが、亡くなると誕生日のお祝いは止めて、命日を記念するようになります。私たちが今日、クリスマスにそのお誕生を祝うのは、イエス.キリストが永遠に生きておられるお方だからです。イエス.キリストは十字架につけられ、殺され、三日目に永遠の命へと復活されました」。従って、クリスマスは、私たちカトリック信者にとっては、ケーキやプレゼントだけの日ではありません。今日、私たちと共にいてくださるお方の命を祝う日です。ジョニー神父にも皆様にも、イエス・キリストが共にいてくださることを、心から喜び、感謝し、お祝いする日です。
今年も12月24、25日は平日の火曜日と水曜日に当たります。仕事に行く信徒も必ずやいることでしょう。主のご降誕のミサに与るのは、義務となっていますが、働いて自身の生活を支えることも大切な事ですから、そういう方にとってはジレンマとなってしまいますし、どうしたらいいのか悩む方もおられるでしょう。難しい判断になるとは思いますが、12日24日の夜半のミサに与るようにしましょう。皆様にとって楽しく祈るクリマスになりますよう、心からお祈り申し上げます。